
- 動画を作ってみたけど、なんか垢抜けなくてモヤモヤする…
- 色やフォント、よくわからないから適当に選んじゃう
- デザインってセンスでしょ?自分には無理かも…
でも安心してください!
実は「センスがない」からじゃなくて、
「考える順番を間違えてる」だけなんです。
この記事では、プロの動画クリエイターが実際にやっている
初心者でも「ダサい」を卒業できるデザインのコツをわかりやすく紹介します!
デザインとは「気持ちの設計」

「なんかダサい…」と感じるとき、
実は色やレイアウトだけの問題じゃなくて、
「誰に何を伝えたいのか」が設計できていないことが多いんです。

色、フォント、配置…
デザインには全て「目的」があります。
まず「目的」がはっきりしていればデザインは自然と決まります。
だからこそ、こんな順番で考えてみましょう!
- 誰のために?(ターゲット)
- どんな気持ちになってほしい?(インサイト)
- どうやって他と差をつける?(ポジショニング)
- それをどう表現する?(色・フォント・UIなど)
この順番を守るだけで、「伝わる・続けたくなる」デザインにグッと近づきます。
マーケティングの視点でデザインの方向を決めよう

デザインの出発点はターゲットを決めること

いきなり色を選ばないで!
デザインを考えるときに一番大事なのは、
「誰に届けたいのか?」をはっきりさせること。
色やフォントはそのあとでOK。

ここを間違えると
どんなにおしゃれに見えても
「伝わらないデザイン」になってしまいます。
例えば、
子ども向けならカラフルで楽しい雰囲気、
大人向けならシンプルで落ち着いたデザインが合います。
以下のように、できるだけ具体的にイメージしてみましょう:
項目 | 具体例 |
---|---|
年齢層 | 10代・20代・30代… |
性別 | 男性/女性/どちらも |
使用目的 | 英語日記で語彙力を増やしたい、日常英語力を高めたいなど |
学習レベル | 初級/中級/上級 |
モチベーションタイプ | 楽しみたい/成果重視/習慣化目的 など |
これらをデザインに落とし込むと、以下のようになります。
- 年齢:
- 10代ならポップで元気な印象
- 30代なら落ち着いた雰囲気が好まれる
- 性別:
- 女性ならやさしい色味や柔らかいフォント
- 男性ならシンプルで直線的なデザインが好まれる傾向
- 趣味:
- 読書好きなら文字重視でシンプルに
- ゲーム好きならUIに遊び心を入れる
- 生活スタイル:
- 忙しい人にはパッと使える直感的なUI
- のんびり派にはナビや補助機能をしっかりつける
「その人が見て心地いい」「使いたくなる」デザインを目指しましょう。
ユーザーの気持ちを読み解く
単に「ターゲット=20代女性」だけじゃ弱いです。
その人がどんな悩みを持っているか、
どんな気持ちで動画やアプリを使うかまで想像するのが大事です。
たとえば「英語学習が続かない」という人は、
「効果が見えない」
「習慣化できない」
「面倒くさい」
と感じているかもしれません。
そういった「心の声」を想像して、
それに寄り添ったデザインを考えていきましょう。
「ユーザーの本音」を掴む
「ユーザーの本音」であるユーザーインサイトを見つけるには、
次のような方法があります。
手法 | 概要 | 得られる情報 |
---|---|---|
① ユーザーインタビュー | 対話で掘り下げる | 本音、言語化しづらい悩み |
② アンケート/定量調査 | 数字で傾向をつかむ | 課題や行動の傾向 |
③ SNS・レビュー分析 | 生の声を観察 | 無意識な不満・比較対象 |
④ カスタマージャーニー分析 | 学習〜挫折の流れを可視化 | どこでやめる?なぜ続かない? |
この“隠れた本音”をキャッチすることで、
より心に響くデザインができます。
表面的な発言 | 背景にあるインサイト |
---|---|
「続けられない」 | → 「やらなきゃと思うけど、義務感が強くて疲れる」 |
「何を書いていいか分からない」 | → 「ミスが恥ずかしい」「正しい表現が分からない」 |
「楽しく勉強したい」 | → 「辛い努力は続かない。ゲーム感覚で学びたい」 |
「英語力が伸びてるか不安」 | → 「成長実感を可視化したい」 |
ポジショニングで差をつける
動画ってたくさんありますよね。
その中で「自分の作品がどんな立ち位置なのか」「誰にどんな価値を届けるのか」を明確にしましょう。
- 似たようなアプリと何が違う?
- → 例:
- 他の英語学習アプリはクイズ形式が多いけど、自分のアプリは「書くこと」に特化している
- 他はガチ学習だけど、こっちは日常でゆるく続けられる
- → 例:
- 誰に一番刺さる?
- → 例:
- 英語に自信がない初心者層
- 机でガチ勉強よりもスキマ時間にスマホでゆるく学びたい人
- 育児中のママや忙しい会社員など
- → 例:
- どんな気持ちになってもらいたい?
- → 例:
- 「これなら私でもできそう」「ちょっと書いてみようかな」と気軽に始められる安心感
- 毎日書くたびに「少しずつ成長してるかも!」という達成感
- → 例:
「4つの軸」から考えるのもオススメです。
軸 | 例 | あなたのサービスは? |
---|---|---|
① ターゲット層の違い | 子供・学生・社会人・主婦 | 初学者の社会人女性など |
② 機能的差別化 | 翻訳・添削・習慣化・SNS連携 | 書くことに特化?習慣化重視? |
③ 感情的価値 | 楽しい/達成感/安心感/共感 | 癒し系?やる気アップ? |
④ 競合との差 | Duolingoとの違い、SNS日記との違いなど | 「書くことで思考も整理できる」が軸? |
ここがはっきりすると、
デザインのトーンやコンセプトが自然と決まってきます。
デザインの決め方は5つの視点で決まる!

この5つを押さえればOK!
観点 | 解説 |
---|---|
色 | 気持ちに直結。 信頼感=青、親しみ=オレンジ、やさしさ=パステル系など |
フォント | 雰囲気を作るカギ。 丸ゴシック=やわらかい、サンセリフ=今っぽい、明朝体=ちょっと高級感 |
UI構成 | 操作のしやすさ。 初心者には選択肢少なめ&迷わない導線がベスト |
キャラクター・ビジュアル | 世界観や親しみを演出。 キャラがいると楽しく続けられる仕掛けにも |
マイクロUX | 小さな演出がやる気アップに。 例:「いいね!」「今日もがんばったね」など |
英語学習アプリのデザイン例
たとえば、「英語を楽に学習できるノートアプリ」を作るなら、
こんな感じの設計がいいかも。
項目 | 内容 |
---|---|
🎯ターゲット | 20〜30代女性/英語初級〜中級/習慣化が課題/かわいいUIが好き |
💡課題感 | 続かない、不安になる、難しそう |
🎨方向性 | 優しい配色(パステル系)、親しみやすいイラスト、丸くて読みやすいゴシック体 |
🛠️参考にすべきアプリ | Forest(習慣化)、Duolingo(親しみ)、Notion(自由度) |
- UI:
1日1投稿のシンプル設計、カレンダーで記録が見える、丸みのあるUI - UX:
習慣を応援するアニメや通知、達成感を演出するスタンプや実績バッジ、キャラ育成など、楽しく続けられる工夫
よくある質問(FAQ)

Q. デザインセンスがなくても大丈夫ですか?
A. もちろん大丈夫です!
大事なのは「順番」と「考え方」。
感覚よりもロジックで作れます。
Q. デザインの勉強って何から始めたらいい?
A. 包括的にデザインを学びたい人におすすめはこちらのサイト。
ざっくりと基礎を掴んだら、
あとはインプットとアウトプットをどんどん繰り返していきましょう。
- インプット例:
街中にあるポスターや広告、アプリの画面などを観察し、
「どこが見やすいのか?」「なぜそう感じたか?」を自分なりに分析する - アウトプット例:
実際にデザインを作ってみる。
ただし、いきなり手を動かすのではなく、まず目的から逆算して設計しましょう。- 例:英語学習アプリを作るとしたら、
「忙しい社会人女性に、1日1回だけでもアプリを開いて勉強してもらう」ことが目的。
そのために、優しい色合い+迷わず使えるUI+達成感の演出が必要、といった具合に。
- 例:英語学習アプリを作るとしたら、
Q. 画像と動画でデザインの考え方は変わりますか?
A. 基本は一緒です!
どちらも「見る人の気持ちを動かす」ための設計が大事です。
まとめ

デザインにセンスは必要ありません。
必要なのは「正しい順番」で考えることです。
- まず「誰のために作るか」をはっきりさせる
- ユーザーの気持ちや悩みを想像して寄り添う
- 他とどう違うか(ポジショニング)を明確にする
- そのうえで、色やフォント、UI構成を決めていく
この順番さえ押さえれば、「なんかダサい…」は卒業できます。
最初から色を選ぼうとせず、
「誰のためのデザインか?」という出発点を、ぜひ大事にしてみてくださいね。
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